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       10月21日
  
  そしてむかえた10月21日の朝。

  天気は微妙に雨。

  二人とも一限があり、なおかつ朝食をコンビニで買おうということで

  8時くらいに家を出た。

  D氏の家の近くのam.pmによって朝食を食べながらチャリをこぐ。

  さらにこぐ。

  そして5分くらいこいだあと、歩道を2列になってこいでたら、

  突然M氏の横から、「がたっ」という音とともに、

  D氏の姿が消えた。

  あせったM氏はブレーキをかけ、後ろを振り向くと…


  とんでました。

  ほんとに。

  前輪に傘がはさまって、後輪がはげしく浮いて、

  とばされたD氏は着地時に前受身をとるのが精一杯って感じでした。

  傘は40°くらい曲がり、頭にきたD氏は、

  といっても頭がおかしくなったということではなく、むかついたD氏は、

  もう傘はここに放置していくと言って再出発したのです。

  M氏いわく、そのときのD氏の目はかなり涙目だったらしい。

  
  
  そしてまた1分くらいこいだあとの信号待ちのときに、

  D氏がとんでもない言葉を発したのです。

  D「ああ、意識がなくなる…」

  M氏がこいつは何を言ってるんだと思ったのもつかの間、

  自転車ごと彼はその場にくずれおちました。

  ほんとに頭にきていたようでした。


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